Ride45:SMRCが行く!アルプスあづみのセンチュリーライド2016の巻!完結編
つーこんで、前回
の、続き。
折り返し地点の白馬エイドで集合したSMRCご一行。
ここで充分に休息をとったら、あとは残り半分だ!
エイドで補給食を食べられなかった【勝手組】の皆さんはラーメン屋さんで補給。
折り返し地点からゴールまでの道のりは、基本的に今まで通って来た道を戻るルートで、エイド間の距離が25~29キロと前半に比べ長くなってます。
なぜかと言うと…。下り基調だから!
「前半の登り基調に比べれば余裕じゃないか!160キロ完走もらったな!」
と、思っていた藤ちゃんなのでした。
この時までは…。
順調に折り返しから進み、たどり着いた青木湖にて藤ちゃん念願のSMRCメンバーとの記念撮影!
で、この記念写真を撮り終えた後、われ先にと自転車で駆け出した藤ちゃん!
どうせ千切られるのならば、先に走っておいて少しでも皆に迷惑を掛けないようにしなければと思い、脱兎のごとく『逃げた』藤ちゃん。
これが…。
大失敗だった!!!
こんな感じで渋滞が発生して、スピードが出せずにチームのみんなが藤ちゃんに追いつけなかったそうなのだ。
そうとも知らずに次のエイドに向かってひた走っていた藤ちゃん。
しばらくすると「エイドまで3.6キロ」の文字とともに左に曲がれの看板が。
指示通り、左に向かうと「登り坂」
なんだよ~、ひたすら下り坂じゃ無かったのかよ~
しかも3.6キロも登りかよ~。
ところが、サイコンで3.6キロをすぎても坂が終わらない!
なんと、4キロほど登りきって、やっとこさエイドが見えて来た。
このエイドの補給食は「冷や奴」なぜ冷や奴?
先のエイドに行くほど補給食がしょぼくなってると思うのは私だけでしょうか?
冷や奴を食べながら、ふと携帯電話に目をやるとI葉さんから何度も着信が。
慌てて掛け直すと、
I葉さん:「藤ちゃ~ん。ダメだよ!そっちの道に行っちゃあ!俺たち、その坂は午前中に登ったからさ。もう登りたくないの!コンビニで待ってるからね~、ばははーい! ブツッ!」
ツー、ツー、ツー…
…。
いや…。
行っちゃ、ダメって…。
これが正規ルートなんですけど…。
そうか!コレが午前中にK俣さんが登らされた坂か…。
しかもこの坂をもっと先まで登ったとは…。恐ろしい…。
つーこんで、目論見が外れ、誰にも追いついてもらえず一人で坂道を登り、一人で坂道をくだり、絶賛ぼっちライドでさまよいまくり…。
なんとか、みんなの待つコンビニで合流する事ができました!
この時点でゴールまでは約40キロほど。
疲れてはいるが、残りは下り基調なので余裕でゴール出来ると思っていました。
が、数分後。この考えがいかに浅はかだったのかを思い知らされる事になる藤ちゃんだった!
コンビニ休憩からしばらくすると、下り基調の長い直線が。
そのまま、シャーーーーーーーっと下れるものだと思っていたのだが、午後になり風が出て来た。運悪く、向かい風。
そんな状況の中、猛スピードで飛ばすSMRCの面々。
イベントに参加しているにも関わらず、完全に『千切り合い合戦』になってしまっている!
どうしてSMRCの方々は直線になると、飛ばさずにはいられないのでしょうか?『のんびり』と言う概念はこの人たちには無いのでしょうか?
こうなると、いくら下り基調とは言え向かい風で上手にスピードが出せない藤ちゃんはついて行けない。
おまけに、ついさっき4キロの坂道を登ってきたばかりだった為、一気に足が無くなってしまった。
急激に身体が動かなくなってしまった藤ちゃん。
で!
この直線の千切り合いが終わったかと思いきや、何やらSMRCのご一行が正規ルートを外れて山道を登って行く…。
300メートルほど離れて、かろうじてみんなに着いていく藤ちゃん。
山道の坂を登り、体力の限界を迎えながら
「ちくしょう…、なぜ、こんな坂道を通るんだよ…?え?まっすぐ下ればゴールじゃないのかよ!
お?誰だよ…?こんなルートを提案しているヤツはよ…?
きっとI葉さんに違いない…
Iぃ~~~~~Nぁ~~~~葉ぁ~~~~~~~~~~~めぇえええええええ!!!!!」
と、勝手にI葉さんのせいにして、I葉さんへの怒りをたぎらせていました。すみません。
が、後から本人に聞いたら本当にI葉さんが嫌がらせでこのルート採用していた事を知りましたので、あながち間違った怒りでも無かったようです。
で、なぜか分からないが良くわからない登り坂を登らされて、すぐに下ると言う嫌がらせルートの先で藤ちゃんを待っていたのは…。
ソフトクリーム屋さん!
さすがI葉さん!この店に連れて来てくれる為に、この道を通って来たんですね!
今でこそ、この店に寄ってくれた事は大感謝しているが、当時の藤ちゃん。あまりに体力を消耗していて…。ほとんど記憶がございません…。
この時点でゴールまでわずか約20キロだが、ここからゴールまで、ひたすらに長く、辛い記憶しか残っていない。
覚えているのは、
ゴール手前3キロ地点で、暴れん坊将軍のM藤さんに交差点の向こうから
「頑張れ〜、あと5キロだぞ~~~~!ギャハハハ!」
と、いう嫌がらせの様なエールをもらった事と
ゴール手前2キロの時点でY下さんとN見さんが、「いっしょにゴールしよう!」と、ペースを落として並走してくれた事。
そして、最後の最後でS藤さんが待っていてくれていて4人で揃ってゴールした事。
この写真を見ると、今でも熱いものがこみ上げてくるのです。
4人で熱い握手をかわし、記念撮影。握手をしたときに目から熱いものがこぼれてしまった藤ちゃんなのでありました
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その後、会場を後にし…。
【勝手組】の皆さんとも駐車場で合流。
M藤さんによる締めの言葉で『SMRCのアルプスあづみのセンチュリーライド2016』無事に終了です。
いや~、それにしても事故も無く、無事に皆が160キロ走破できて本当に良かった!
そして、前日の朝から数えると40時間以上。一緒に過ごしたSMRCメンバーとの時間…。
最高に楽しかった!
I葉さんが作ってくれた、この動画のBGMの歌詞が全てです!
これからも・・・
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